先日、「とあるファッション広告に、すきっ歯の海外モデルが採用されている!」と驚いたように友人が教えてくれました。
確かにそのファッション広告を見てみると、これまで見慣れた広告とは違う、どこか不思議な感覚を覚える広告でした。と同時に「整った歯並びが美しい」という感覚が無意識のうちに自分の中にあったのだな、、、という事にも気付いたり。
すきっ歯のモデルさんを採用して、その部分を隠さず見せるのは現在の日本では珍しい。でもそこに何か特別なメッセージがあるのではないか? そんな風にも思ったりしました。
そこで、他の人たちがどのような印象を持ったのかを検索してみたところ、私と同じように不思議な違和感を感じた人もいれば、逆に親近感を感じた人もいたようです。
そんな訳で、今回は、すきっ歯に対するイメージの違いなどを調べてみたいと思います!
すきっ歯のモデルが出ている広告の印象は?
私の周りの人達の、すきっ歯のモデルが出ている広告を最初に見たときの感想としては、
「採用する写真を間違えちゃったのかな、、、?」
「もしこれが日本人のモデルさんだったら、きっと口を閉じるよね」
「逆にすきっ歯を隠さないで笑うという部分に、自然体というメッセージ性を持たせたのかな?」
など、いろいろな感想が出ました。
人それぞれ捉え方は様々でしたが、その広告にはかなりのインパクトがあったようで、友人の中には、あえてその広告の写真を街中で撮ってきて、他の人達に紹介していた人もいたほどでした。
海外でのすきっ歯のイメージとは?
すきっ歯のイメージは、日本ではどちらかというとコンプレックスの一つにされてしまう傾向があると思います。
私の友人にも、前歯に少し隙間がある人がいますが、「できれば歯科矯正したいな」と話していたこともあるので、すきっ歯を持つ本人としては気になる所のようですね。
一方で、海外ではすきっ歯に対してどのようなイメージがあるのでしょうか?
調べてみたところ、例えばフランスでは「上の歯の真ん中の部分が空いているとその隙間から幸運が入ってくる」と言われているそうで、すきっ歯は幸福のシンボルをして捉えられているようです。
国によって捉え方が逆になるなんて、とても興味深いですね!
フランスに限らず、海外ではすきっ歯のイメージは全体的に良いようで、例えばファッション業界のスターであるスーパーモデル達の中では、美しさや個性の一つとしてすきっ歯が挙げられているそうです。
すきっ歯のモデルを広告に採用したそのメッセージは何なのか
それでは、日本ではあまりこれまで見る機会のなかったすきっ歯のモデルを、広告に採用したそのメッセージ性には、何か特別なものがあるのでしょうか?
私の周りの人達と色々と話し合った所、
「確かに海外ですきっ歯が受け入れられていても、まだ日本ではそれほどメジャーではないと思う。そんな中で、あえてすきっ歯の部分を隠さずに見せるという事は非常にインパクトが大きく、広告を見ている人に大きく印象づける目的があるのではないか」
という意見だったり、
「歯並びが良いほうが良いという日本のイメージの中で、あえて整え過ぎないナチュラルさを表現したかったのではないでしょうか、、、」
と言う感想もありました。
広告の本当のメッセージが何であるかを、私達が正確に知ることはできないかもしれません。
けれど、少なくとも広告に採用された海外のモデルさんがすきっ歯だったという事で、それが話題に上がったり、写真を撮って人に見せてしまうほどの印象が残るということは、広告を見た人に興味を持ってもらうという意味で、非常に効果的ということは間違いなさそうです。
あなたも街中でこんな風にインパクトのある広告を見かけた時は、意識して見てみるとなかなか興味深いと思いますよ。