あなたは香害という言葉をご存知でしょうか?
最近、徐々にピックアップされている話題なので、中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
ここ数年の間、エチケットとしての体のにおいなどに気を配る人が増えてきましたね。
エチケットとしてにおいに気を配ることは、個人的に良いことだと感じています。それと同時に、香りの扱い方が昔と変わってきたようで、逆に、過剰な香りから生まれてしまう問題も起きています。
香害については、知っているか・知っていないかが大きな差になると思うので、今まで香害という問題を知らなかった方は、是非これを機会に知ってもらえるとありがたいです。
香害とは?洗濯石鹸・柔軟剤・人工香料から公害が起きる!?
香害(こうがい)
香害(こうがい)は、香水・香りつき洗濯洗剤・柔軟剤などの香料に含まれる香り成分に起因し、不快感を感じたり、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、健康に害を受けることである。
香りの感じ方には個人差が大きく同じ香りでもある人にとっては良いと感じても別の人にとっては不快な香りとなり得て、また、不快感のみならず、咳・頭痛・喘息・吐き気などの症状を発する例もある。香り成分は空気中に漂うため自動的に曝露することになり、いわば香り成分による公害であることから「公害」をもじって「香害」と呼ばれるようになった。発生要因として、香水のつけすぎや、洗濯時に香りが強く残る柔軟剤を使用することなどがある。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/香害
私の場合、現時点では、他の人の香りはよっぽど強いものではない限り大丈夫です。
それでも狭い部屋で香りが後々まで残るぐらい強い香りになると、少ししんどいなと思う時があります。
私自身はまだ軽度なほうなのかもしれません。
とはいえ、不快な感覚はあるので、洗濯洗剤や柔軟剤などで、さらにキツイ症状が強く出る方のことを想像すると、やはり気遣うべき問題だなと思っています。
そんな訳で、自分のためでもありますが、私自身、人工香料などの入っている洗剤は使っていません。
喘息を発症した私がやめて良かった洗剤・柔軟剤・人工香料、そして代わりに使っている物
私は成人になってから喘息を発症したのですが、喘息の発作がなかなか治まらない時期をきっかけに、家中の洗剤・柔軟剤・消臭スプレーなどを一旦捨ててみたことがあります。
とある方から「マンションだと密閉されている空間に近いから、洗剤とかはあまり呼吸器に良くないと思うよ。」と指摘され、もし洗剤を処分するだけでこの喘息の辛さが少しでも和らぐなら、それは捨てる価値があるかなと思った記憶があります。
私の場合、それがとても効果があったようで(!)もちろん喘息が完全になくなったわけではありませんが、それまでは一度発作が起きると半年ほど調子が悪いという時期がダラダラと続いていたのですが、今では短期間(約1~2週間ほど)で喘息のコントロールが安定するようになっています。
家中にある洗剤を処分した後は、しばらくの間、自分の喘息のコントロールが上手くいかないことが、人工的なものが原因だとは気付かなかったのですが、ある時コンサートに行った際、隣の方がかなり強めに香水を付けていたことがあり、それがきっかけで喘息の症状が出てしまったことがあり、改めてその影響の大きさを感じたのでした。
ちなみに洗剤を全く使わない事は難しいと思うので、洗剤を人工的なものから体に優しいものに変えていますよ。
こちらにご紹介するのは、個人的にかなりお勧めのものなので、もし興味がある方はご覧になってみてください!
喘息を発症した私が柔軟剤や人工香料をやめて気付いたこと
喘息を発症したことをきっかけに、私が柔軟剤や人工香料をやめて気付いたことがあります。
それは以前より体が軽い!!(驚)
(もしかしたら人工のものに常に触れていることで、体が常に緊張状態だったのかもしれません。)
喘息の発作起こしても回復する期間が圧倒的に短くなった
(これが個人的には一番嬉しいことでした。)
自分より香害による症状がひどく出る方達の辛さを想像して行動できるようになった
(私自身は症状が軽い方だと思っているのですが、中には香害が原因で外出ができないという方がいらっしゃるということを知り、少しでもできることを自分からしていこうと努力しています。)
香害という概念は、私の周りの人達と話をしていても、まだあまり広まっていない感覚があります。
実際に香害による体調不良を経験したことがない方は、その辛さが想像しにくいということは確かだと思います。
けれど香害を起こさないように気を配ることは、単純にあなたの身体にも良いということは明らかです。
もしあなたも香害という言葉を知らなかったとしても、これがきっかけになって香りのマナーに意識を向けていただけるととても嬉しいです!